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横田 浩

私が医学を勉強しようと思ったきっかけなど(1)

更新日:5月30日




 5月度のメルマガ配信です。



なぜ私は中学時代に悩み苦しんだのか!

 


 今回からは、数回に亘り、私が医学を勉強しようと思ったきっかけやその過程および、健康と医学について現在の私の感想をお話させていただければと思います。



 私は、中学生の時に精神的にとても悩みました。

 

 始まりは、「対人恐怖」でした。


 そのころ、どうしてこんなに苦しいのだろうと、何日も何日も朝から晩までずっと考えていました



 そして、本もいろいろと読みましたが、あることにやっと気づきました。



 恐怖や苦しみがあるのは、自分の願望が満たされないからだということに



 当時沢山の人から好かれたいという願望が強かったのですが、まだ年齢が低いこともあり、他人とコミュニケーションを上手くとることができず、その願望は満たされていませんでした



 自分の強い願望が満たされないと、不満から苦痛が生まれるようです


 そして、その願望の達成に失敗する状況に遭遇することを恐れる(対人恐怖)ようになっていったのでした。



 その時、苦しみや恐怖は、特別な病気ではなく、自分の強い願望が満たされないことで起こるものであって、自分の願望が強く自分にとって大切であるからなのだと気づきました


 つまり、強い願望がなかったら、恐怖も生まれないということです。



 例えば、私がよくやっていた遊びの1つに野球がありました。


 私は、ほんとうに野球は下手くそだったのですが、それほどショックでも恐怖でもありませんでした。


 それは、野球が上手になりたいという願望が、それほど強くもなく、精神的にも金銭的にも特に重要なものではなかったからでした。



 このように、私の苦しみや恐怖は、特別な病気でなく、自分の願望の裏返しであることが分かったことで、少しは楽になったのでした





精神的なことが原因なのにそれを考察しない西洋医学



 ここで皆さんに、是非考察していただきたいことがあります。


 現代においては、鬱になったり、眠れなくなったりするような症状がよく起こっていますよね。



 

 単純に仕事が忙しく、長時間労働のために起こっている場合もありますが、ほとんどの場合は、ストレスを含め精神的なことが大きく関係しています。



 このような場合、確かに体も不調になるのですが、その根本的な原因は精神的なものです。


 そして、先ほどお話したように鬱や不眠症も、自分の願望や望みが強い事柄が達成できなかったり、その願望の達成が失敗する状況に遭遇することで、精神的にショックを受け起たり、恐怖を抱くようになることで起こっている場合もかなりあります



 ですから、まず鬱や不眠がなぜ起こっているかを知るために、まずはその原因は何なのかを考え、それが精神的なものであるなら、なぜ精神的に苦しいのかを、ノートに書き出しながら、自分に問いただすことが必要です



 そして、もしそれが自分の強い願望の裏返しが原因である場合には、それを理解するだけでだいぶ楽になり、症状も少しは改善されるはずです



 またこのような場合、願望が強いのにも拘わらず満たされないのが原因なのですから、願望が満たされるように、努力して上手にできるようになればいいだけなのです



 ただし、1日で上手になれるわけでもありませんから、数か月や何年もかかる可能性があることを理解し、ある程度は長い目で見守る覚悟が必要となります



 ただ、このようなことが理解できると、心は落ち着いてきます



 ところが、現代の西洋医学ではこのような本当の原因を考察することもなく、抗精神病薬が処方されます。

 

 なので、本当の原因も詳しくわからず、精神的な成長にもつながらず、逆に薬を止めることができずに副作用で体調をさらに悪化させ、ますます精神的に追い込まれることが多いのです。


 また、会社でのストレスや人間関係における悩みに関しても、同じことが言えます。




人の性格や特質に興味をもち、大学で勉強したいと思う



 話が脱線しましたが、もとに戻りますね。



 このように、当時の私にも、苦しみや恐怖は特別な病気でなく自分の願望の裏返しであることが、ようやく分かったのでした。


 そして少しだけ楽になったころに、周りの友人を見ていると、問題に対処する方法は人それぞれだなと感じました。



 非行に走るものもいれば、友達と遊びまくるものもいて、また目標をもって勉強やクラブ活動や趣味に没頭するものもいるというような感じでした。



 問題の内容も人それぞれですが、その問題に対して逃避している場合もありますが、何らかの活動を精力的に行うことで、解消・解決しようとしている友人が特に目につきました。



 その時、私はこの人たちとは何かが違うな、私はこのようなやり方で対処するタイプではないなと感じたのです。


 そして、これは人の性格や特性からくるものじゃないだろうかと強く思いました。

 

 私の場合は、考えることが好きで、考え込むタイプだなとつくづく思ったのでした。



 この経験から、人の性格や特性に強く興味を持ちました。


 そして、人の性格や特性を勉強したいと、強く思うようになったのでした。



 このような性格や特性は、おそらく精神的なことで、脳の働きや思考と大きく関係しているに違いないと思ったので、脳のことや心理的なことを勉強したいと考え、将来は医学部の精神科か、心理学部に行きたいと思うようになりました。





 また話は飛びますが、


 なぜ私が考えることが好きな思考タイプなのかという問いに対する答えは、40歳代で出会った陰陽五行思想や五行類型論(体癖)という東洋思想により、明らかになるのでした。




 結局、薬科大学に入学することに



 話は戻って、


 当時は、心理学よりもまずは脳内の物質(ホルモンや神経伝達物質)について理解し、人の精神を物質的な面から勉強したいと思い、心理学部ではなく医学部に行くことを強く意識しました。



 私は生まれつき目が悪く、眼鏡で矯正しても0.3ぐらいしか視力がでない先天的な病気だったので、文章を読むのが遅く、国語と英語が苦手でした。



 数学や化学や物理は、大して勉強もしなくてもできて、偏差値も国立大の医学の偏差値を大きく超えていました。


 私は、共通一次元年の学生で、受験科目が5教科7科目となったことや、先ほどの国語と英語に苦しみ、一浪しても国立大の医学部には合格できませんでした。



 この時、他にも興味あることややってみたいことがあるのに、この若い時期にあまり有益とは思えない受験勉強に何年も費やすのは、あまり得策ではないように感じました。


 たとえ2,3浪して国立大の医学部に入れたとしても、その為にあと1,2年を費やすのは、人生において不毛のように感じました。



 そして、脳内の物質的なことを勉強するのであれば、医学部でなくても薬学部でいいのではないかと思い、当時合格していた京都薬科大学に進学することに決めたのでした。



 この続きは、次回のメルマガでお話しますね。


 ここまで、読んでいただいて、ありがとうございました。






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