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ビタミンCが、体に良いことは知っているけれど、がんや感染症の予防や治療にも医療機関で使われている



 今日は、私もよくお世話になっている「ビタミンC」のお話をしたいと思います。


 ビタミンCは有名ですから、みなさんも「ビタミンCのことなら知っているわ」

「美容によくて、抗酸化作用によりしみやそばかすを緩和してくれたり、健康維持や老化防止にもなるのでしょう。さらに風邪にも効果があるし、最近ではがんにも効果があるとか言われているわよね」


 私もこのような話は知っていたのですが、どれぐらいの量をどのようにして飲めばいいのか知らなかったので、以前はほとんど使用していなかったのですが、最近では新型コロナの感染予防によく使うようになりました。



 ビタミンCは、がんや新型コロナ感染症の予防や治療にも使われている


 調べてみると、びっくりしました。

 ビタミンCを詳しく調べて一番驚いたのは、ガンをビタミンCだけで治療することが可能であることと、新型コロナウイルス感染症に対しても、はっきりとした予防と治療の効果があるということで、実際にそれらを実践しているドクターが多数おられるということです。


 書籍(「ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く」生田哲、講談社)には、

『2010年現在、アメリカで一万人もの医師が「超高濃度ビタミンC点滴療法(メガドーズ療法)」をがん治療に用いています。日本では2006年に、国際統合医療教育センター所長の柳澤厚生博士が点滴療法をがん患者の治療に採用して以来、博士の指導を受けた約100人の医師がこの療法を実践しています』

 とあります。


 また、最近の新型ウイルス感染症に対しても、

「上海政府がビタミンCの点滴療法がCOVID-19患者に有効である」と正式に推奨しているという報告もあります。https://orthomolecular.activehosted.com/index.php?action=social&chash=a8baa56554f96369ab93e4f3bb068c22.146


 また、日本オーソモレキュラー医学会ホームページに、2022-02-04木村専太郎執筆記事ビタミンCは新型コロナウイルスから世界を救う?【後編】」の『「たかがビタミンC」と侮るなかれ』に以下のようにあります。

『(前略) 抗生物質の効かない肺炎は、医師が死の宣告をすることになります。このようなケースで、ご家族が慌てて当クリニックに駆け付けました。

そこで、ビタミンC 2,000㎎の顆粒が40粒入った箱を持って行き、主治医の承諾を得た上で1日5粒(計10,000mg)服用してもらいました。その主治医は「ビタミンC如きじゃ、治りゃせぬ」と捨てセリフを残します。

ところが何とも興味深いもので、その後3日から5日で解熱したのです。同様の治療によって97歳の腎盂腎炎の大学病院泌尿器科の患者さん、65歳の肝膿瘍の患者さんも改善しています』


 上述のように、ビタミンCは、ガンやウイルスを死滅させる作用があるようなのです。



どのように正常細胞にはダメージを与えず、がん細胞やウイルスだけを死滅させるのか?


 その答えとして、前著によると、

 『がん細胞が死滅したのは、高濃度のビタミンCにより発生した活性酸素である過酸化水素であることが確認された』とあります。


 また、正常細胞にはダメージを与えないことに関しては、

 『血管内に入った大量のビタミンCは過酸化水素をつくりますが、血管内では悪さをしません。それは過酸化水素が、血管内に存在するカタラーゼやグルタチオンペルオキシダーゼという酵素によって、完全に分解されるからです』

 さらに、『しかし、血管を出て、その外側にある組織液に移動した大量のビタミンCからも過酸化水素は発生します。がん細胞はこの、過酸化水素による爆撃を受けて死ぬのです。それでも正常細胞が無傷でいられるのは、正常な細胞内ではカタラーゼやグルタチオンペルオキシダーゼの活性ががん細胞に比べはるかに高いためと推測できます』とあります。


 以上のことは、ビタミンCが血管や正常細胞を傷つけることなく、選択的にがん細胞だけを殺すことを示唆しています。


 さらに、ウイルスに関しても、以下に挙げた情報から、

 ビタミンビタミンCとウイルスのフェトン反応が活発になることにより、選択的にウイルスを殺すことが推察されます。

 引用元:Skin Solution Clinicホームページの院長ブログ(投稿日:2013年11月16日)

 「ビタミンCは風邪やヘルペスなどのウイルス感染の予防や早く治すのを助けてくれる」


 『国際オーソモレキュラー医学会ニュース: RL(http://www.iv-therapy.jp/omns/ 「ビタミンCとウイルス」より

(中略) ウイルス粒子の中に蓄積したビタミンCは、そのアプローチ によって、急速にウイルスを破壊することができる。 バクテリオファージウイルスのスパイク(とげ)は鉄を たくさん帯びており、おそらく、局所的なフェントン反応に よって、スパイクがその宿主細胞膜を突き抜けると思われる (「Bartual et al., 2010; Yamashita et al., 2011; Browning et al., 2012」)。 ウイルスには鉄と銅が蓄積され、こうした金属もウイルスの 表面の一部となる (「Samuni et al., 1983」)。そして、どの部分でその濃度が 最も高くなっていようと、 ビタミンCによってフェントン反応が局所的に上方調節され、 その結果、一般的にウイルスの不可逆的損傷が生じる。 ビタミンCによって、ウイルスや病原体、ならびにガン細胞も 殺すことができる仕組みとして唯一、実際に十分裏付けられて いるのが、フェントン反応とその上方調節なのである。 ビタミンCは、こうした反応を刺激するため、 多くの感染症やガンの消散における治療効果があるとされている (「Vilcheze et al., 2013」)。 ビタミンCは、あらゆる種類の感染症の消散に役立つが、 急性ウイルス症候群には、とくに劇的かつ迅速な効果を もたらすため、感染患者に対する治療プロトコルに 必ず取り入れるべきである。』



ビタミンCは、抗酸化作用と酸化作用を併せ持つとても有用なビタミン


 ビタミンCという物質は、不思議な物質です。


 一般には抗酸化作用が有名で、酸化を防止し、シミやそばかすを予防・緩和するように、若返りビタミンと呼ばれますが、上述のように大量に(高濃度で)用いると逆に発生した過酸化水素の酸化反応やまたフェトン反応により、正常細胞にはダメージを与えることもなく、ガン細胞やウイルスを選択的に死滅させることできるようなのです。


 また、口からの服用では、高濃度点滴療法ほどビタミンCの血中濃度は高くならないので、どの程度がん細胞やウイルスを直接死滅させるかは分からないようですが、上述のような臨床的効果が確認されています。

 前著によると、これは、ビタミンCによる酸化作用とともに、コラーゲン合成を促進し体の結合組織を強固にすることでがんの転移を防いだり、がん細胞を殺すインターフェロンという物質を誘導する作用と相まって、がんやウイルス性疾患に作用したと推察されています。



ビタミンCは、合成されたものも天然ものとほぼ遜色なく副作用なしに作用を示す


 また、上述のような効果を示した臨床例において、でんぷんから合成されビタミンCが使用され、特に問題となる副作用もなく効果を示していることから、合成された物質は身体によくない場合もありますが、ビタミンCに関しては自然食材由来の天然のビタミンCとほぼ遜色がないように思われます。



では、どれぐらいの量のビタミンCをどのように摂取すればいいのでしょうか?


 厚生労働省の推奨量(RDA)は、100mg/日です。ただこれは、ビタミンCの欠乏症(壊血病など)にならない為の必要量と考えられます。


 研究によりますと、喫煙習慣のある人やストレスの多い人、また不調の時には普段の消費量(約100mg程度/日)より遥かに多い量を消費されるということですから、かなり多めに飲む必要があると考えられます。


 さらに、病気の時など、特にウイルス性疾患などでは、ウイルスの駆除や増殖を止める為には、多くのビタミンCを摂取する必要があると考えられます。


 前著によると、

 ビタミンCの臨床的研究を最も積極的に行ったカスカート医師は、「軽い風邪で30~100g/日、インフルエンザで60~110g/日以上の経口摂取」で成果を上げたようです。

 またビタミンCを感染症に用いて成果を上げたクレナー博士は、『治療量は、350mg/kg/日で、予防はその5分の1』と言っているそうです。


 著者は、成人を体重60㎏と仮定した場合に、予防には1日4gで一回1gを4回、治療には1日20gで1回2gを10回に分けて飲むことを推奨しています。


 ただし、ビタミンCを経口で大量に服用する場合でも問題となる副作用はないようですが、容量を増やしていくとある時、下痢をするということです。


 前著では、『カスカート医師は、病気の人が下痢を起こすことなくビタミンCを服用できる最大量(これを、腸管耐容量と呼ばれる)は、病気の深刻さに比例して増えることを発見した』とあり、この「腸管耐容量」近くまで容量を増やして服用した時に、特に顕著な効果が顕れることが報告されているとあります。


 しかしながら、病状の重い、例えば腸管耐容量が多き人(例えば100g/日)でも、回復して健康状態に戻るとその腸管耐容量が極端に減少することや、また個人差もあることなので十分に注意を要します。


 つまり、風邪やウイル性疾患(新型コロナやワクチンの後遺症)やガン患者では、体がビタミンCを欲求するようで、大量に摂取することが可能となり、下痢をするぐらいまで量を増やして治療し、その後症状に応じて量を減らすことが推奨されるようです。


 病気が急性で重篤な場合や経口摂取できない場合には、静脈内投与の方が効果は早く顕著に現れるとのことなので、適切な医療機関で「超高濃度ビタミンC点滴療法」を受けることを検討することも必要です。



ビタミンCは、正確にはアスコルビン酸


 なお、ビタミンCの成分についてですが、

 正式にはビタミンCは、アスコルビン酸を指しますが、アスコルビン酸塩の形になっているものもあります。

静脈内投与の場合は、アスコルビン酸が酸性であることから、血管の損傷を考慮して一般にアスコルビン酸塩を使用しています。

 ただし、口から服用する場合はどちらの成分の製品もありますが、前著によりますと、アスコルビン酸の方が効果は高いという報告が大多数だそうです。



では、実際にどのような製品をどのようにして使用すればいいのでしょう?



◆推奨するビタミンC製剤について


 ビタミンCを口から服用する場合は、アスコルビン塩(アスコルビン酸ナトリウムやアスコルビン酸カルシウムなど)より、アスコルビン酸100%の方が効果は高いようですから、アスコルビン酸100%原末をお薦めします。

 ただしアスコルビン酸は、弱酸性なので胃の弱い方などで強く負担となる場合には、アスコルビン酸塩との混合品を選択するか、食後に飲むようにするといいでしょう。


◆成分がアスコルビン酸100%でも、剤型はどれがいいでしょうか?


 錠剤やカプセルにすると、賦形剤や添加剤などをどうしても添加しないと製品化できないので、なるべく不要なものは添加したくないことや価格の面から、アスコルビン酸100%原末の粉末が一番いいと思います。


 ただ粉末は素早く溶けて吸収されるので、効果を持続させる為には2時間おきぐれいで複数回に分けて飲む必要があります。

 またとても酸っぱいですので、飲みにくかったり飲めない場合は、適切な飲食物に混ぜたり、カプセルやオブラートを用いて服用することになります。


 ただし粉末製剤は大容量の袋包装が多い為、服用ごとに袋を開閉することで酸化や劣化が起こる恐れがありますので、あまり大容量の包装でないものか、購入後に小分けにした方がいいでしょう。


 さらにアスコルビン酸を製造する際に遺伝子組み換え原料を使っていないことも重要です。




以上のことを踏まえて、以下のとても扱いやすいボトルタイプのアスコルビン酸100%原末の粉末をお薦めします


推奨商品1:California Gold NutritionゴールドC、USPグレードのビタミンC、粉末



 また、手軽で飲みやすいことを重視するのであれば、賦形剤や添加剤の使用量が少ないと考えられるカプセルの方をお薦めします。

さらに、安全で問題の少ない賦形剤や添加剤を使用したもので、カプセルの成分も植物性のものである以下のカプセル剤を推奨します。もちろんビタミンCは、遺伝子組み換え原料を用いていないアスコルビン酸100%原末を使用しています。


推奨商品2:California Gold NutritionゴールドC、USPグレードのビタミンCベジカプセル



 なお、あくまで上記のビタミンC製剤は、サプリメントですので、自己の責任のもとでご購入され、ご使用されることを付け加えさせていただきます。


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